足首の捻挫後の処置&3/17(土)−18(日)セミナーのお知らせ

ケガをした直後、どうしたらいいかわからない。

なかなか良くならなくて困っている、
とご相談をいただくケガの一つに、
足首の捻挫後の痛みがあります。

今回はそんな足首の捻挫についてお話ししたいと思います。

 

⚫足首(足関節)の捻挫の後、多くはどんな対処をしているか

スポーツや部活動。
日常生活の中で捻挫をした方によく聞く対処としては、

・痛めた後、強い痛みがおさまったらそのまま様子を見る
・とりあえず湿布を貼って様子を見る

という答えが一番多く、

次に
・とりあえず冷やす
・強い痛みがようだったら病院や整骨院に行く
という答えを多く聞きます。

 

これらの処置が実は

・慢性の足首の痛み
・何度も繰り返す足首の捻挫、
・アキレス腱の痛み
・足関節の周囲や足底の不具合

を引き起こすことがあるのです。

 

結論から言うと
(足首の)捻挫をした際に一番大切なことは、

できるだけ早くに適切な安静・固定をすること。

これに尽きるかと感じています。

 

 

⚫️捻挫をするとはどんな状態か

(足首の)捻挫の専門的な定義としては、

”捻挫とは、関節にかかる外力により非生理的運動が生じ、
関節を支持している靭帯や関節包が損傷することです。
足関節では図1の前距腓靱帯が損傷されることが最も多い病態。

①靭帯が伸びる程度の損傷を1度捻挫
②靭帯の一部が切れるものを2度捻挫
③靭帯が完全に切れるものを3度捻挫

定義しています。”

足関節捻挫
以上引用終わり

(引用:日本整形外科学会HPより リンク元→)
かんたんに言うと、
膝や足首などの関節を無理な方向に捻って
関節の周りを繋いでいる
組織を伸ばしたり、切ったりして
痛めてしまった状態です。

多くは足の外側から着地して内側に捻る内反捻挫ですが、
山なのでは石などに小指側から乗り上げて足首の内側を捻る外反捻挫もあります。

特に厄介のなのが、
(前・後)脛腓靭帯と言う二本の下腿の骨(腓骨-脛骨)を繋いでいる靭帯を
痛めてしまった時です。
足関節捻挫

ここを痛めてしまうと。
二つの間の骨が開いてしまい、
関節が緩くなる事で、
動いた際の痛みが出やすくなったり
再び足首を捻りやすくなるケースが多く見られます。
ここは何かに引っかかってタテに足首を捻った際などに起こりやすいようです。
それら足首を強く捻る事で、
足の内・外側にある靭帯が緩んだり、部分的に切れることで

・骨と骨の間の固定力が落ちる
・痛みで足関節周囲の筋力が落ちる
・炎症による周囲の組織の癒着で動く範囲が狭まる

などから、
→関節が緩くなったり
→何だかしっくりこない慢性的な不調
の原因となってしまうことも。

この状態になってしまうと、

step1/ 慢性の痛みや不調の改善、緩和  (鍼灸・マッサージ)

step2 /足関節の固定力を強める筋力トレーニング

step3 /関節に負担をかけない足の接地や動作を覚える

など少し回復に時間を要してしまう事が多いのです。
多くの場合1−3ヶ月くらいの期間がかかることが多いです。

ただ、
捻挫をしたあと48時間以内にしっかりと処置をする事で、
上のような症状を少なくする事ができます。
様々な意見があるかと思いますが、
足首の捻挫に関しては、
しばらく様子をみるのは最もやってはいけない方法
だと感じています。

⚫️捻挫をしたらすぐにするべき手当は?

捻挫に限らず、外傷(どこかを急に痛めた時)の応急処理の原則で、
RICEと言われるものがあります。
(詳しくはこちらから 日本整形外科学会HP→ )

Rest(安静) / Ice(冷却) / Compression(圧迫)/  Elevation(挙上)

の頭文字をとったもので、
ケガをした直後にはとても大切な処置です。

さらに大切な事は、
痛めた箇所をしっかりと圧迫と固定をすることです。
これが見落としがちになっているケースを多く見られます。

靭帯が部分的に伸びたり、痛めたりしたそのままの状態で動き続けてしまうと、
さらに症状を悪化させるため、
適切な固定をする必要があります。
また、早期の回復のためには過度な炎症を抑えるために圧迫も必要です。
具体的には
できるだけ早くに
整形外科やしっかりと外傷を見てもらえる整骨院・接骨院にて
しっかりと装具や包帯での固定などの治療を受ける
ことです。

これらには健康保険も適応され、1−3割負担で受けられます。
(材料費や技術料をとるところもありますが、、、)
私自身も捻挫をした際に固定をしてもらうために整骨院に行った事があるのですが、
場所によっては包帯自体を置いていないところや、
伸縮のテーピングでの固定をしてくれても、
しっかりと固定がされていない所もありました。

今は様々な固定法があるため、一概に何とも言えませんが、

・スポーツや外傷に強い整骨院を選ぶ
・しっかりと包帯での固定を行ってくれる

所を選ぶことをオススメしていますが、
迷った時は、スポーツ系の整形外科に行かれるのが確実ではないでしょうか。

⚫️すぐに適切な処置を受けられない時はテーピングが有効

スポーツの現場やアウトドアでの活動中にも捻挫などのケガはつきものです。
そのまま競技を続けなければいけなかったり、
安全なところまで下山するために歩き続けなければいけない状況も多くあります。

そんな時に効果的な方法として、
テーピングがあります。

指導者やトレーナー、ガイドの方などがいる場合は、
すぐに適切な処置を受けられますが、そうでない場合が大半です。
自分で行うテーピングの基礎を知っておくと、
テーピングがない時にもそこにあるものを使って患部を処置するための

テーピングの適切な使い方を学びと種類を選ぶ事で

・痛みを和らげて最低限動ける状態をつくり、
・関節の固定力を上げて状態の悪化を緩やかにして
早期の回復を促してくれます。

動けてしまう事でさらに悪化させてしまう事もあるので、
状態を判別する事も大切です。

貼り方と目的の例を挙げると、
・靭帯や関節を保護(可動域を制限する)
・筋肉を使いやすくする(促通)
・痛みを和らげる(触圧覚)
などがあります。

これらを使って、無事に帰ってこれ、ケガを悪化させないことに生かします。

⚫️3/17(土)(熊本)・18(日)(福岡)セミナーのお知らせ

これらのテーピングと、
アウトドアでの応急処置を学ぶセミナーを
3/17(土)は熊本、18(日)は福岡にて13:00−17:00にて行います。
講師にポーラーベアトレーナーチーム代表の浅井隆之先生をお招きして、
講義の前半は
・出血対応 湿潤療法
・熱中症
・低血糖
・低体温症
・蜂刺され
などについて。

後半はProCare福岡の廣政も加わって、
足首の捻挫後のテーピングを
基礎知識とケガの状態の簡易的な判別方法。
基本的な貼り方の実技を中心に、
自分と、ケガをしてしまった誰のための
応急処置のテーピングを習得していただきます。

一度で完全に十分なやり方を覚えることは大変難しいですが、
実際の現場で培った基礎や方法を学ぶことは
ネットや書籍で調べる以上に価値ある時間となると思います。
ぜひ一緒に勉強しましょう。
よろしくお願いいたします!

<詳細・お申し込みはこちらから>
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廣政淳一 拝