UTMB/CCC 2015③ レース当日 (スタート56km シャンペ湖まで)

レース当日はスタートの前から波乱含み。
レース当日はホテル近くから7時頃にはバスに乗って、
スタート会場のクールマイユールに入るスケジュール。

 

IMG_0005

 

IMG_0006

 

が、待てど暮らせどバスがまずきません!!

 

集まったランナーたちもざわざわし始めた頃、30分遅れでバス登場。

 

 

やっと乗れたと思ったら、シャモニーからクールマイユールへ抜ける、モンブラン山塊を突き抜けるトンネルの入口が渋滞して進まないこと進まないこと。

 

じりじりと時間が過ぎ、やっと渋滞を抜けた瞬間、車内は拍手とハイタッチに包まれました。
まだ何も始まってないのに何この一体感(笑)

 

やっとバスが着いたのはいいものの、
なんとそこからスタート地点まで2km近くあるところに降ろされて、
荷物を持ったままダッシュ。超ダッシュ。

 

 

やっとこさ、スタート地点につきカバンを預けてスタート地点に着いたのが5分前。トイレも大渋滞で、もう一番後ろにしか並べない状況になってました。

 

CCCのスタートは狭い市街地がスタートのコースでの渋滞を避けるため、
ウェーブスタートという10分間隔のスタートを3回に分けて行います。
後方になればなるほどゆっくりになるため、のんびり楽しめる反面、渋滞と関門との戦いの割合が増すことになります。

 

なんとか第一ウエーブからスタートできるゼッケンナンバーだったのですが、それは叶わず最後尾から最終ウェーブの9:20スタートに。
(後で後で聞いた所、ゼッケンを見せてフェンスを乗り越えてしまうこともできたそう。日本人は控えめすぎるのが欠点だそう)

 

スタート前はやっぱり少し緊張。

IMG_0008

スタートと同時に、テーマ音楽と一緒に感動ともなんとも言えない気持ちで走り始めました。

 

IMG_0013

 

予想通りとんでもない渋滞!^^;
(結果最高標高地点のグランコルフェレ付近までは終始渋滞でした)

 

IMG_0016

IMG_0017

第一関門の時間設定が少しキツ目に設定されているとの事前情報を聞いていたので、流れに任せていってしまうと明らかに途中で終わってしまうペース。

(この辺りで1534/1900位くらい)

 

できるかぎりじわじわと順位を上げながら市街地のロード区間を抜け、少し湿り気味の森の中を駆け上がります。
スタートからしばらく走り、景色の開けたところまで出ると、
夢にまで見たモンブラン山塊の景色が、、、
IMG_0068
IMG_0060
もう時間を忘れて感動が込み上げます。

 

本当にここに来たんだな、
ここに来ることができたこれまでの背景に感謝の念がこみ上げてきて、
目の前の景色にひたすらため息をつきながらその空気に身を浸しました。

 

第3エイドの関門に1時間前に入れて一呼吸。
(1534位→1400位くらい?)

 

ここまでのトラブル&反省は、
荷物が重すぎて呼吸が苦しいこと。
暑さの影響もあってか胃の調子がおかしいことの2つ。
最後にも総括したいところなのですが、今回の不調につながったポイントは
・水→硬水への対処
・標高
・時差(睡眠・食事の時間も含む)
・乾燥した気候の中での暑さ
・消化器系の負担増大

・補給食と補給方法

などなど。また詳細は改めて。

 

1つ目の大きな山 を越えて、
2つ目の最高地点2500mのグランコルフェレを目指します。

 

欧州の一般ランナーの方は登りが早くて下り坂でゆっくりな印象。
下りでなんとか追い抜いて時間を稼いだものの、
結局、最高地点のグランコルフェレまで断続的に渋滞が続いていました。

(この辺りで1400位→1265位くらい)

本当に地平線の彼方まで人の列が連なっている山を初めて見ました(笑)
2−3時間登りっぱなしの山はなかなか日本でお目にかかることもありません。

 

IMG_0043

きついながらも景色を楽しみにながら進みます。
ボナッティ小屋からグランコルフェレに上がるコースの脇には何箇所か湧き水が湧いていて、冷たくおいしく飲んでしまっていたところもあったのですが、
飲み過ぎてしまったのかグランコルフェレからの下りあたりから胃の調子がおかしい。

 

また、日本の気候よりも乾燥が強く、風も適度にあったためかお腹を冷やしてしまったのかも。消化器のトラブルについては検証が必要性を感じるところ。

 

最高地点のグランコルフェレに登り切った時の景色は前半の疲れを吹き飛ばしてくれる最高の爽快感でした。

IMG_0098

 

IMG_0113

ここで、宮崎のKさんに遭遇。
ここからの下りは気持ちよく走ることができましたが、
飛ばしすぎたのかまた胃腸の調子が、、、。

 

なんとか第4のエイド、La Fouly までたどり着き小休止。
ここからかなり胃がきつくなり固形物を受け付けず。

 

その先は川沿いで応援も沢山いるエリアでしたが、足が思うように進まずキツイ時間になりました。
IMG_0122

 

なんとか次のChanpex-lacのエイドに辿りついて持ってきたアルファ米を食べようお湯を入れてもらい待っていると、またもやKさんと遭遇。
Kさんもかなり足がキツそうだ。

 

持参したアルファ米が出来上がるのを待って少しづつ口に運ぶも全然おいしくなく、苦しくなるばかり。
胃が気持ち悪くなった時のために、胃がすっと楽になるハチミツ味噌を準備していたものの、自分での調合の際に黒酢を入れ過ぎて発酵臭が強くなってしまい使うことができなかったことが本当に悔やまれます。

 

”食べないと動けない”

 

そんな強迫観念も関わってか、食べきったと同時にこれまでの食べたものを全部出してしまい。。
水すらも飲みたくなく、しばらくベンチに横たわり、この先どうするか葛藤。

 

すでにエイドに入ってから1時間が経過。

 

ゴールまであと残り44km。

 

食べれないと、動けない。

 

けれど、もしかしたらここに来れるのは人生で最後の機会になるかもしれない。
もし関門に間に合わなくて失格になったとしても、最後まで歩いてでも景色を眺めていけたらそれだけで目的の大半は果たせるんじゃないか。

 

と考えていた時、ふっとアイデアが。

 

エイドにあった温かい紅茶に、持参していたハチミツを3:1くらいの割合で溶かして飲んでみると、身体に染み入るようにおいしい。

 

もう一つ、持参していた粉の緑茶(ファイトフローラ1000)もおいしく飲める。

 

もうここからはこの2つで行こうと決めて、
左胸のフラスコボトルに濃厚なハチミツ紅茶。
右の胸に緑茶を溶かして、空っぽの胃でエイドを出ることに。
次はレース編最後、④56km〜ゴール編です。
廣政淳一 拝